東村山わん友会NEWS

 この先どーなるかはわかりませんけど、犬のお散歩中に「やたらとヒトサマの放置ウンPが目に付く!!」現状を鑑みて、毎月第2日曜日の朝8時から、東村山市内のウンP清掃活動をおこなっている団体です。

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むらのふんひろい

「第62回ドッグウォークin東村山」フォトコラージュ
↑Aš suprantu, kad viskas yra viskas paspaudę

 むかしむかしあるところに、おばあさんとおじいさんがおりました。おばあさんとおじいさんは保健所につれていかれそうになっているかわいそうな犬をひきとって飼いはじめました。
 ある日のこと、おばあさんとおじいさんは犬をつれて川へ散歩にいきました。川っぷちには犬の糞がたくさん落ちていました。
「おじいさん、このフンは村の衆の飼ってる犬の糞だろか」
「そりゃそぉじゃねぇかのっ」
「そしたらおじいさん、アタシャ、犬を飼っとるモンとして恥ずかしいだいね。こんだ、村の衆を集めて糞拾いをしたいんだがの」
「そりゃええじゃねぇかのっ」
 おばあさんとおじいさんは、村の衆といっしょに月に一度、糞拾いをはじめました。
 ある日、川の土手の桑の木の下や小藪の陰に、透明な袋に入って捨てられた糞が山になっているのがみつかりました。おばあさんとおじいさんと村の衆はそれをなんとかしたいと思って、おじいさんに村の代官所にかけあいに行ってもらいました。
「川によ、舶来の封筒袋に入っとる糞が山になっとるだぁよ。なんとかならんかの」
「おめぇそりゃあよぉ、村の掟ではよぉ、その封筒袋から糞をおっぴき出してよ、封筒袋をきれいに水で洗って乾かしてよ。封筒袋は封筒袋、糞は糞で別々に持ってきてもらわにゃあかなわんだいね」
「んなこと言ってもよぉ、ひとつやふたつじゃねぇだいね。百も二百もあるんだけんどもよ。どーすりゃええんかの」
「そったなこっだ俺ゃ知らね」
「そったな言いようはなかんべよ。なんとかならんかいの」
「役所には事務分掌つーのがあってよ。越権行為になるから俺ゃどーにもでけんけんども、役所には『お代官への電子郵件』ちゅーのがあるだいね。そっちをやってみんさいね」


第62回東村山わん友会お写真NEWS

 おじいさんは、家の個人電腦で手紙を書いて、『お代官への電子郵件』に送りました。手紙には、次の5つのうち、自分がどの人生を歩むべきかを選んでもらいたいと書いてありました。

 ①野外で堂々と分別・洗浄作業をおこない、苦情は黙殺して日陰者としての人生を生きる
 ②自宅の風呂場で分別・洗浄作業をおこない、悪臭や悪性人獣共通感染症と戦いながら生きる
 ③新聞紙にくるんで“燃やせるごみ”として偽装して出し、良心の呵責に耐え忍びながら生きる
 ④空堀川の土手に穴を掘ってまるごと埋めて、墓を建てて追善法要しながら生きる
 ⑤民間の廃棄物処理業者に有料で依頼し、人生の割り切れなさを噛み締めながら生きる

 代官所から送られてきた返事の電子郵件には、「電子郵件をくれてありがとう」という感謝の言葉ががまったく書かれていませんでした。そこで、おじいさんは「感謝の言葉を入れといたほうがいいんでねぇか」と書いて送りました。そうしたら、「そりゃそうだのう」という返事が来ましたが、今度はおじいさんの名前が間違えて書かれていました。おじいさんはちょっとがっかりしましたが、「これも村のしきたりだからしょうがねぇだいね」と思い直しました。
 ところが、次の糞拾いにお代官が来てくれることになりました。
 おばあさんとおじいさんと村の衆は、村の天王橋のたもとで、期待半分、不安半分でお代官を待ちました。お代官は防災服みたいのを着てお伴を連れてやってきました。
 おばあさんとおじいさんと村の衆は、糞拾いをしながらひそひそ声で言いました。
「あの新しいお代官よぉ、ちっと愛想がなさすぎるんでねぇの」
「んだけんどもよぉ、前のお代官よりゃあよっぽどましだってぇ村で噂しとるだいね。あの駅前のパックンハウスワンワンパンツタワーちゅーのを作ったお代官はよ、自分の評価を上げたいばっかりで村の衆のことはちっとも考えんちゅーての。ほんとは土下座のひとつもしとかな村にゃ住めんこったに、取り巻き連中は何もわかっとりゃせんだいね」
「新しいお代官は違うんかの」
「ま、お手並み拝見ちゅーとこだいね」

第62回ご参加のお犬サマがた

 おばあさんとおじいさんと村の衆とお代官は、とうとう透明袋に入った糞が山になっているところに通りかかりました。
 お代官は糞の山をしばらくさぐったあとで言いました。
「こりゃひでぇ。こりゃかなわねぇ。んだらワシの権限での、社会奉仕収集袋に入ったごみはよ、封筒袋は封筒袋、糞は糞で別々にせんでもええちゅーことにするだいね。皆の衆、本日はご苦労なことでござった」
 お代官は糞拾いが終わるとそそくさと帰っていきました。
 おばあさんとおじいさん村の衆は、四〇升入りごみ袋三つがパンパンになったのを担いで、えっちらおっちら自分の村の部落まで帰りました。
「まぁよぉ、あんでんかんでんよかったでねぇの」
「そーだいね。んでもよぉ、いちいち糞の袋を担いで帰るのはこたえるの」
「そらぁまたあとでええでねぇかの。これがワシらの自由民権運動の第一歩だいね」
「んでもよぉ、村には犬商品屋や犬咖啡屋はあっても、犬を無引線で遊ばせられる犬運動場はひとつもないだいね。お代官はそういうワシらの願いも聞き届けてくれるんかいの」
「そりゃわからねえ。んでも、こんな貧乏村じゃたいしたことはでけんのっ」
 お代官は、村の版本升級を唱えて次の選挙でも当選しました。
 村に併せて八軒ぐらいあった犬咖啡屋は二軒だけを残してつぶれてしまいました。犬運動場はまだできていません。
 今でも毎月第二星期天の八點鐘には、村の天王橋で糞拾いがおこなわれています。落ちている糞はめっきり少なくなりました。でも、それがおばあさんとおじいさんと村の衆のおかげだかどうかはわかりません。
 ある日、おばあさんとおじいさんと村の衆が糞拾いをしているのを見て、電線に留まっていた二匹のカラスが言いました。
「あれは何をしているのですかね。ごみや犬の糞を拾っては歩いて騒いでいるようですが」
「人間のことですからたいしたことはないでしょう。おおかた、非日常性を伴った社会奉仕的レクリエーションに欲望の浄化性を見出したのだとでも言ったところでしょう」
「それで人間は自分たちの社会をどう変えようとしているのでしょうね」
「むしろ彼らは社会を変え続けることでしか生きて行けない。私たちとは違ってね」
 カラスの一匹がカァと啼いてから、お尻をあげて糞をひとつ落としました。
 糞は躑躅の植え込みに落ちてすぐに見えなくなりました。
 あとはただ、おばあさんとおじいさんと村の衆の笑い声が都営鉄筋長屋に響くばかりでした。




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